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お知らせ ⑱
映画「どんぐりの家」を上映しました

映画「どんぐりの家」を上映しました

~自立支援協議会・事務局より~

令和6年2月3日(土)、保土ヶ谷公会堂にて映画「どんぐりの家」を上映しました。

「どんぐりの家」は、聴覚に障害のあるわが子が地域に暮らす中で直面する、家庭の内外での様々な問題やご本人・家族の葛藤を通じ、同じ障害を持った子供たちや親、ろう学校の先生たちが支え合い、励まし合いながら成長する物語です。
登場する方たちはその後、重複障害(複数の障害を併せ持つ)者の共同作業所を自ら設立され、当事者やその家族が支援者やボランティアと共に作り上げてきた、地域の障害福祉の歩みを知ることもできます。

今回、上映会実現に尽力された「ときわ虹の会」代表の誉田さん(自立支援協議会の当事者部会に参加)に、上映を終えてのコメントをいただきました。



「どんぐりの家」上映を終えて   ときわ虹の会代表 誉田里佳
 
映画「どんぐりの家」を地域の多くの皆様に観ていただいて、とても嬉しく思います。

私の息子は、ろう重複です。映画の登場人物で表すと「きよし君」のように聴覚障害と自閉症と知的障害があります。みなさんは、保土ヶ谷区常盤台、横浜国立大学の隣にろう学校(横浜市立ろう特別支援学校)があるのをご存じですか?0歳児から18歳までが通っています。
 息子は2歳から18歳まで通い、現在保土ヶ谷区内の福祉事業所に通っています。息子が中学生の時に卒業後の生活に不安を感じ、同じ将来に不安を持つ保護者が集まり「ときわ虹の会」という親の会を立ち上げました。
発足当初から、【ひとりにならない ひとりにしない まずは集まり まずは話そう】をスローガンに取り組んでいます。活動を続けて行く中で、「多くの親は障害の子が生まれてくるとは思っていない。自分を責めずに一緒に成長 していけば良い、子が1歳なら親も1歳。」「親一人の訴えはワガママに捉えられてしまうけど、10人集まり5 0人集まれば、それは要望になり支援につながる」という考えに触れ、それは私の心を軽くしてくれました。
会が成熟していくにつれ、「当事者の家族と一緒に悩み、笑い、泣くことはできるがそれだけで良いのか。外へ 発信することも必要ではないか」と思い、自立支援協議会に参加することを決めました。ここでは支援してくださる側の思いや他の障害や色々な特性を持った人の不便さ・工夫などを知り、さらに共に学び、地域へ広めていきたいと思うようになりました。それまであまり知られていなかった聴覚障害の事をお話しさせていただける機会が増え、おかげさまで、横浜 市18区の中で聴覚障害に対して一番熱心に考えてくださるのが保土ヶ谷区だと思い、本当に感謝しきれません。

今回、上映会に向け話し合いの中で、「時代遅れ、内容が古い」という意見が出ました。昭和40年代の実話です。確かに古いかもしれません。でも、障害を持つ親の悩みや生きづらさは令和になる今も変わらない気がしました。またそれは、聴覚障害に限ったことでありません。

今も自分を責め悩み苦しんでいる保護者の皆さんに、支援の場所があることを知って欲しいと願っています。

◆聴覚障害児者と家族の会 ときわ虹の会 
 横浜市保土ヶ谷区川辺町5-11 横浜市保土ヶ谷区社会福祉協議会 気付
 Mail : tokiwanijinokai@gmail.com
(ホームページ、ブログ、Facebook があります)

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