区精神net ほどほどの会 精神科病院職員の思いを調査
- 保土ケ谷区障害者地域自立支援協議会
- 2025年12月20日
- 読了時間: 2分
更新日:2025年12月25日
精神科病院職員の退院促進に関する思いをアンケートで調査 ~医療と福祉の連携を促進するために~
突然ですが、皆様は精神科領域において、医療と福祉の垣根を感じたことはないでしょうか。
区精神netの分科会活動である「ほどほどの会」では精神科病院に入院中の患者様の地域移行に向けた取り組みをおこなっております。その活動の中でも、病院での療養生活と退院後の生活(環境)をもっと均したいということが話題になります。
今回、ほどほどの会では病院内外(医療と福祉)の垣根を超えるべく、精神科病院で働く職員に向けたアンケート調査を実施してみました。
アンケート対象は区内の精神科病院一か所。内容は「1、ほどほどの会の活動を継続してほしいか」「2、活動で入院患者様に変化はあったか」「3、今後、どんな活動が必要か」「4、退院が難しい要因はなにか」「5、(4の)要因についてどうすればよいか」という質問や病院外の機関とどんな活動をしたいかといった自由記述です。
2025年7月で行ったアンケート結果の一部をご紹介します。問1では、活動を継続してほしいという回答が96%を占め、病院内外の協働については肯定的であり、退院促進を進めてほしいと思っている傾向がわかりました。一方で問2は75%が変化を感じていないと感じており、私たちの取り組みがまだまだ院内の患者様に届けられていない結果でした。
問3は「入院患者参加型の活動で退院に向けての動機付け」「体験談や地域での暮らし方を知れる交流会」「生活面で不安なことを一つ一つクリアできるような活動」など具体的な意見が挙がりました。
問4では「退院先がない」が最多回答数となり、次いで「家族の反対がある」という結果でした。治療の場でありながらも、病状以外で退院が実現しない課題があることが読み取れます。また、問5では「マンパワーの充実」「地域との協議」などの改善策がありました。
自由記述においては「実際に退院した方のその後を知りたい」「福祉制度の勉強会」などのたくさんの意見を頂きました。
アンケートは、多くの回答を頂き、多職種からの意見が集まりました。
病院は外からの風を嫌うと想像していましたが、アンケートは真逆の結果でした。退院後の生活がわからない職員が多いことも判明し、在宅生活をイメージできる取り組みの必要性が明らかになりました。
まずは、病院の職員が在宅生活をイメージして入院中のケアを行えるよう、社会資源を紹介していく活動をしていきます。
深澤智




